xen3.0をインストールしてみました

Debian etchにXenをインストールしたときの記録です。
xen3.0に関してはこの本が勉強になりました。

オープンソース徹底活用Xen3.0による仮想化サーバの構築

Fedora Core5を使ってのインストールしか書いてなかったのですが、
コマンドラインでの操作の仕方とかわかりやすく書いてあります。
Xenを理解するには良い本だと思います。

この本にはなかったdebian etchへのインストールは以下のとおり。

準備

以下から"Tarballs"をダウンロード
http://www.xensource.com/xen/downloads/

インストールの前に以下のパッケージが入っているか確認し、なければ入れておきます。

• GCC (preferably v3.2.x or v3.3.x; older versions are unsupported)
• GNU Make
• GNU Binutils
• Development install of zlib (e.g., zlib-dev)
• Development install of Python v2.3 or later (e.g., python-dev)
• bridge-utils package (/sbin/brctl)
• iproute package (/sbin/ip)
• hotplug or udev

インストール

#tar zxvf xen-3.0.2-install-x86_32.tgz
#cd xen-3.0.2-2-install
#./install.sh

これでインストールは完了です。
結構簡単です。

設定等

modules.dep等を作成

#depmod -a -v 2.6.16-xen

initrdを作成

#mkinitramfs -o /boot/initrd.img-2.6.16-xen /lib/modules/2.6.16-xen/

grubの設定

#vi /boot/grub/memu.list

以下を追加

title Xen 3.0 / XenLinux 2.6
root (hd0,0)
kernel /boot/xen-3.0.gz console=vga
module /boot/vmlinuz-2.6-xen root=/dev/hda1 ro console=tty1
module /boot/initrd.img-2.6.16-xen
savedefault
boot

再起動

#shutdown -r now

ゲストOS

起動したら、ゲストOSの作成
ゲストOSとしてDebian GNU/Linux sargeを使うことにします。
debootstrapを使って、非常に簡単にゲストOSを作成できます。

ゲストOSの作成方法は以下を参照
http://www.ubuntulinux.jp/wiki/HowToUseXen

上記のサイトの設定と違うのはゲストOS用の設定ファイルです。
3.0.2には、なぜかドメインU用のカーネルイメージファイルがなかったので、
ドメイン0と同じvmlinuz-2.6.16-2-xenを指定します。
いいのかなぁ？
誰か教えてください。

設定ファイルこんな感じにしました。

name="sarge"
memory=256
kernel="/boot/vmlinuz-2.6.16-2-xen"
nics=1
disk=['file:/etc/xen/images/sarge-root.img,sda1,w','file:/etc/xen/images/sarge-swap.img,sda2,w']
root="/dev/sda1 ro"

ゲストOSの起動

xm create <設定ファイル> -c

としてログインコンソールが出ればOK